韓国語勉強をお手伝いする『でき韓オンライン』です。
コラムでは韓国語学習者のリアルな声、アンケート結果、先生の紹介、勉強法など、韓国語学習に役立つ情報を発信しております。
日本でサラリーマン時代、上司にひどく叱られた韓国人の同僚は「ちくしょう!もうやめて韓国語でも教えようかな」と言ったのを覚えています。
いろいろ調べたら会社員生活より甘くないことに気づいたのか、転職することはありませんでした。
韓国語が好き、教えるのが好き、韓国語のスキルを教えたい、韓国語の先生になりたいと考えたことはありますでしょうか?
今回はでき韓講師のリアルな経験をもとに、日本で韓国語を教える方法、資格と時給、求人までご紹介します。
資格は必要ですか?
資格がなくても韓国語の先生になれます。
実際、現場で韓国語を教えている先生では韓国人、日本人を問わず、韓国語教員資格1、2、3級を持っていない人も多いです。
コロナ以降、生徒が増え、先生は足りない状況が続いていて学校では先生の変動、交替も多いのが現状です。そのため、教えることへの情熱と意欲がある人は採用してくれるところも多いです。
もちろん、資格と経験、経歴があれば採用も有利で、時給も上がります。
資格、経験がなくても韓国語の先生になれて、韓国人の場合、自国語だから誰でもすぐ教えられると安易に考える人も多いですが、現実は厳しいです。
「外国語としての韓国語」は準備やトレーニングなしで、すぐに教えられることではないので、できれば韓国語教員資格を取るか、韓国語教員養成課程を修了することを強くおすすめします。
資格なしで始めた先生も限界を感じたり、スキルアップを目指して資格を取る方が多いです。
資格はどのように取る?
日本で「韓国語教員免許」とも呼ばれている韓国語教員(教師)資格証(한국어 교원자격증)は1級、2級、3級があります。
日本人の場合「外国語としての韓国語教育」の非専攻者が殆どなので、3級の教員資格を目指すことが多いです。
韓国では有名大学の語学堂など、韓国語教員養成課程を実施している機関が多数あります。
120時間の韓国語教員養成課程を履修すると受験資格を得られ、年1度の「韓国語教育能力検定試験」に合格すればやっと3級が取得できる流れです。
3級を取得後、3~5年の韓国語教育経歴を満たせば、2級を受験する資格が得られます。
もしくは日本ですでに大学を出ている人は韓国の大学に3年生として編入し、韓国の大学卒業と韓国語教員資格の取得を同時に目指すこともできます。
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日本での韓国語教育の現状は?
コロナ期間中にK-POPと韓国ドラマの人気がさらに上昇し、第3次韓流ブームが渡来したと言われています。
学習者の増加により韓国語教育市場規模も拡大しているそうです。しかし、需要が高まっている一方、供給も溢れているのが現状です。
資格がなくても始められるので、敷居が低く、日本に在住する韓国人の多くが副業やアルバイトとして韓国語を教えています。
韓国語学校も競争が激しくなり、ワンコインレッスンが流行るなど、先生への報酬、単価は残念ながら下落しています。
新大久保などの一般の韓国語教室で教える場合、学校と収入を分けると最低賃金を少し上回ったり、2千円にならないことも多いそうです。
そのため、韓国語を主に教えている方は留学生や主婦が多いです。そして先生は複数の教室でレッスンを掛け持ちしていることが殆どです。
まずは個人レッスンから
上記で申し上げたとおり、韓国語と教育に情熱があれば誰でも挑戦できます。
日本には日本語が堪能な韓国人先生も多く、オンライン化により田舎でもネイティブ先生に韓国語を教わることができるようになりました。
韓国人先生と日本人先生、どちらが有利?
確かに韓国人先生を希望する生徒が多いのは事実ですが、長所と短所があります。
日本人先生なら同じ学習者、先輩として生徒が苦手なところ、必要な情報を誰よりよく知っていて、分かりやすく説明することができます。
韓国語を学びたい日本人が増えている一方で、先生も学校も増えているのが現状ですが、それでも求人情報サイトには韓国語講師求人がたくさん掲載されています。
自分の強みと経験を生かせば、すぐに生徒がみつかるはずです。
すぐに始められる個人レッスン
まず挑戦できるのは個人レッスンです。韓国語教室だとトレーニングと院長の前で模擬レッスン、多数の生徒の前で授業を進めていかなければならないプレッシャーがあります。
一方、個人レッスンはマンツーマンなので自分のスタイルで教えることができます。
場所は生徒と相談して決めますが、カフェが多いです。日本のカフェはなかなか席がなかったり、狭いので横並びのカウンター席が多いファーストフード店もいいです。
個人レッスンのメリットは生徒との絆が強くなるところです。私は8年前に初めて指導した生徒と今でも連絡を取り合っています。
私の知人は生徒と絆が強くなりすぎて結婚してしまいました。
コロナが収まり、対面レッスンも再開していますが、オンラインレッスンが日本中で定着しているので、先生も生徒も手軽にレッスンできる時代です。
もちろんずっと韓国語教育の道に進みたいと思うのであれば、自己流で適当に教えるより、韓国語学校の採用にエントリーし、トレーニングを受けたり、現場で経験を積むことをおすすめします。
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韓国語の先生の時給は?
個人対面レッスンの場合は通常3千円、オンラインレッスンは1コーマ(30分)800円~1200円程度です。
学校で行われる個人レッスンの場合、報酬は各々ですが、現役の先生複数に確認したところ、55分1200~1500円、1時間15分授業で2500円程度、グループレッスンの場合は生徒数ではなく、1レッスンの時給で決まった金額をもらうことが多いそうです。
先生にとっては対面レッスンは交通費とお茶代、諸々手間がかかるので、オンラインレッスンが好まれています。
韓国語の先生の求人はどこで?
求人サイトで韓国語講師で検索すると、沢山の求人が上がっています。
個人レッスンの場合、グーグルで検索すると一番上に出てくるハングルドットコム、マンツーマンアットカフェがあります。
プロフィールを登録しておけば、生徒の指名やサイトでのマッチングにより、連絡が来ます。
個人レッスンマッチングサイト
- カフェレッスン
- ハングルドットコム
- マンツーマンアットカフェ
- ハローセンセ
韓国語教育へ情熱がある方、経験がある方は日本最大のオンライン韓国語教室「でき韓オンライン」に是非応募してください。
求人サイト、掲示板
一般的な韓国語講師の求人は、インディーズや韓国文化院の自由掲示板も使ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
一見誰にでも出来るようでいて、実際は誰にでもは出来ないのが先生という職業です。韓国語は特に専門性と経験が非常に大事です。
細かい発音と言葉、表現の違いの説明、指導は長い時間の研究と練習が必要です。
好きなことを仕事に!韓国語を生かして働きたいと思う方は是非チャレンジしてみてください。
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